僕らが熱狂した90年代『コーラ戦争』。ペプシの挑戦と、駄菓子屋の甘い記憶。

どっち派だった? すべてはそこから始まった

「コーラ飲むと骨が溶けるからダメ!」…子供の頃、親にこう言われた記憶、ありませんか?科学的根拠はさておき、僕らにとってコーラは、そんな“ちょっとした背徳感”も相まって、特別な飲み物でした。特に90年代、僕らの周りでは、コカ・コーラ派かペプシコーラ派かで、教室の勢力図が塗り替わるほどの熱い議論が繰り広げられていました。

味の違い?正直、気分によりますよね(笑)。でも、当時は味以上に、それぞれのブランドが放つ「カッコよさ」が、僕らのアイデンティティの一部になっていたんです。今回は、雑誌の片隅に残された記録を頼りに、あの熱狂の時代へタイムスリップしてみましょう。

90年代のコカ・コーラとペプシコーラの缶

どっち派だった? すべてはそこから始まった

王者コーク vs 挑戦者ペプシ! 90年代CM戦争の記憶

あの頃の僕らを最も熱くさせたのが、テレビで繰り広げられた壮絶な「コーラ戦争」です。その象徴が、1991年に起きたペプシコーラのCM事件でした。

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったM.C.ハマーが、コカ・コーラを飲もうとして「You can’t touch this!」とペプシに乗り換える。この挑戦的なCMは、テレビ局から「比較広告はNG」と放送を拒否される事態に発展します。モザイク処理されたCMが流れると、僕らは「不当な圧力に負けるな!」と、むしろペプシを応援したくなったものです。

雑誌の読者投票で、長年王者に君臨していたコカ・コーラをペプシが抜き去ったというニュースは、まさに僕らの気持ちが反映された結果でした。もちろん、王者コークも黙ってはいません。新聞に無料クーポンを掲載するなど、その反撃もまた、僕らの心を躍らせる一大イベントだったのです。

王者コーク vs 挑戦者ペプシ! 90年代CM戦争の記憶

音楽で語るブランドイメージ:J-POPのコーク、洋楽のペプシ

両者の戦いは、CMに使われる音楽にも色濃く表れていました。

音楽で語るブランドイメージ:J-POPのコーク、洋楽のペプシ

ペプシの戦略:海外スターで魅せる「カッコよさ」

ペプシは、マイケル・ジャクソンを筆頭に、マドンナ、ティナ・ターナーといった洋楽のスーパースターを次々と起用。その洗練されたビジュアルは、都会的なカッコよさに憧れる僕らの心を鷲掴みにしました。

ペプシの戦略:海外スターで魅せる「カッコよさ」

コカ・コーラの戦略:「I feel Coke.」とヒットソング

対するコカ・コーラは、「さわやか」をテーマに、僕らの日常に寄り添う戦略を取りました。CMソングには、LINDBERGの「恋をしようよ Yeah! Yeah!」trfの「BOY MEETS GIRL」など、誰もが口ずさめるJ-POPのヒット曲を起用。曲が流れるだけで、あの頃の甘酸っぱい記憶が蘇る人も多いのではないでしょうか。

当時の音楽チャートを賑わせたCDジャケットの数々

コカ・コーラの戦略:「I feel Coke.」とヒットソング

100円は贅沢品。僕らの喉を潤した「コーラ味」のヒーローたち

1缶100円のコーラが、まだ子供の僕らにとってはちょっとした贅沢品だった時代。僕らの渇きを癒してくれたのは、駄菓子屋に並ぶ「コーラ味」のヒーローたちでした。

  • ミニコーラ(オリオン):ジュース缶そっくりの容器に入ったラムネ。プルトップを開けて、本物みたいに飲み干すフリをするのが“お約束”でしたよね。後に本家からクレームが入るも、商標登録で勝利したという武勇伝も最高です。
  • コーラガム(丸川製菓):10円で買える当たりくじ付きのガム。目を凝らして「当たり」を見極めようとしたあの真剣な時間は、もはや懐かしい儀式です。
  • コーラアップ(明治製菓):日本初のグミとされる、むちむち食感の衝撃。あの独特の歯ざわりは、今でも忘れられません。
100円は贅沢品。僕らの喉を潤した「コーラ味」のヒーローたち

雑誌の投稿欄で見つけた、伝説の「ゲゲボドリンク」と謎のヒーロー

当時の雑誌には、読者からの珍情報も満載でした。

「コーラに醤油と生姜汁を混ぜると、伝説の飲料『サスケ』の味になる」なんていう、恐るべき錬金術。そして、「カルピスコーラ」なる謎のドリンクの「トマトジュースがからいっっっ」という衝撃的な食レポには、腹を抱えて笑ったものです。

そして忘れてはならないのが、謎のヒーロー「ペプシマン」。もともとはパチンコ店の景品キャラだったという出自も90年代らしいカオスさ。そのシュールなカッコよさが人気を博し、ついには僕らの街のコンビニにも現れるようになったのです。

雑誌に掲載されていたペプシマンのイラスト

あの頃の熱狂をもう一度、手元に。
懐かしいパッケージを開ければ、教室の喧騒や駄菓子屋の匂いが蘇るかもしれません。
あの頃の自分に、会いに行きませんか?

🔍 「ミニコーラ」を各ショップで探す

🔍 「コーラアップ」を各ショップで探す

🔍 「ペプシマン ゲーム」を各ショップで探す

🔍 「BOY MEETS GIRL trf」を各ショップで探す

雑誌の投稿欄で見つけた、伝説の「ゲゲボドリンク」と謎のヒーロー

まとめ

単なる炭酸飲料ではなく、90年代という時代のカルチャーそのものだったコーラ。それは、音楽であり、ファッションであり、僕らの日常を彩るアイコンでした。

この記事を読んで、久しぶりにコーラが飲みたくなった人もいるかもしれませんね。王者コカ・コーラか、挑戦者ペプシか。あなたの答えは、今もあの頃と変わりませんか?

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