プレステ黎明期の衝撃、僕らの『闘神伝』
1995年、次世代機戦争が熱を帯びる中、プレイステーションと共に現れた3D格闘ゲーム『闘神伝』。あの衝撃を、今でも覚えているだろうか。なけなしの小遣いを握りしめて買った中古のディスク。確か500円くらいだったはずだ。
当時、格ゲーといえば2Dが当たり前。そんな時代に、ポリゴンが縦横無尽にリングを駆け巡る姿は、まさに未来そのものだった。正直、格ゲーは苦手だった。でも、この『闘神伝』だけは、エンディングまでたどり着けた数少ない一本だ。

サルでも勝てる!?エイジ最強伝説
当時の雑誌に「サルでも勝てる!!」なんて、今じゃ考えられない見出しが躍っていた。その攻略法の主役こそ、主人公のエイジ・シンジョウだ。
エイジは通常技、必殺技の間合いが広く、スキも少ない。遠距離なら飛び道具、接近戦では連続技を狙うと間合いに関係なく自分のペースで戦えるのもエイジが強いといわれるポイントだ。
そう、まさにその通り。特にコマンドが簡単な飛び道具「烈空斬」と、対空技の「飛翔斬」がめちゃくちゃ強かった。難しいコンボなんて覚えなくても、相手との距離を見ながらこの2つを撃っているだけで、面白いように勝てた記憶がある。
これだけ狙えば勝てる!鉄板コンボ
雑誌に載っていた「これだけを狙っていけば勝てる!!」というコンボが、僕のようなヘタレプレイヤーの光だった。
- 立ち弱斬り or しゃがみ弱キック → 立ち強斬り → 飛翔斬
この流れ、指が覚えている人も多いんじゃないだろうか。近距離で弱攻撃をチクチク当てて、ヒットしたらすかさず強斬り、そして飛翔斬へ。これが決まった時の爽快感は格別だった。
ラスボスの先に待つ「真の絶望」…兄ショウへの道
エイジの簡単操作でなんとかラスボスのガイアを倒す。感動のエンディング…かと思いきや、物語はまだ終わらない。コンティニューせずにガイアを倒した者だけが、真のボスと対峙する権利を得るのだ。
その名は、ショウ。エイジの生き別れの兄だ。
彼はエイジとカインの必殺技がすべて使え、なおかつ通常技が同じ上にスピードが早い! 基本的にエイジとカインをたして+αしたキャラなのだ。
この記事を読んだだけで、あの絶望的な強さが蘇ってくる。烈空斬は2発出るわ、こっちの動きは全て見透かされているかのように反撃されるわ…。エイジで楽をしてきた僕にとって、ショウはまさに悪夢そのものだった。
いま明かされる秘密結社の謎
そして『闘神伝』の魅力は、ただの格ゲーに留まらない。当時のゲーム雑誌がこぞって特集した、その重厚なバックストーリーだ。
エイジとライバルのカインの因縁。彼らの師であり、カインの(義理の)父を殺したとされるショウの存在。そのすべてが、西欧に本拠地を構える巨大組織『ジェラード財団』、通称「秘密結社」の掌の上で展開されていたという設定に、僕ら少年は心を鷲掴みにされた。
「理想世界の創造」を掲げながら、恐怖支配へと変貌しようとする組織。その最高幹部であるウラヌスやガイア…。ゲームをクリアした後、これらの設定を読みふけっては、物語の奥深さに浸っていたものだ。
【余談】闘神伝ディスクと『モンスターファーム』
これは本当に個人的な思い出だが、この『闘神伝』のゲームディスク、後に発売された『モンスターファーム』で読み込ませると、結構いいモンスターが誕生した記憶がある。何のモンスターが出たか、今となっては思い出せないのがもどかしい。
もし、まだPS本体と両方のソフトを持っている人がいたら、ぜひ試してみてほしい。そして、何が生まれたか教えてくれたら、僕の長年のモヤモヤが晴れるかもしれない。
あの頃の熱狂をもう一度、手元に。
ブラウン管の前でコントローラーを握りしめた日々。友達と攻略情報を交換し合った放課後。そんな記憶の欠片が、今もどこかであなたを待っています。
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まとめ
『闘神伝』は、単なる初期の3D格闘ゲームではなかった。それは、キャラクター、ストーリー、そして隠された謎によって、僕たちを夢中にさせた、プレイステーション時代を象徴する一本だ。今振り返ると、少しカクカクしたポリゴンすら愛おしい。
あなたの『闘神伝』の思い出は何ですか?使っていたキャラクター、ショウに勝てたかどうか、ぜひ聞かせてほしい。

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タイムカプセル:90-00s 深層アーカイブ|時の管理者|note1990年代・2000年代のゲーム、音楽、テレビの記憶を、当時の技術背景や世相から徹底的に深掘りする「時の管理者」による公式マガジンです。ブログ『タイムカプセル:あの頃と今』では書ききれない、より濃密で資料的価値の高いアーカイブ記事をストッ…



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